自社の資金収支の把握で早めの対応を
新型ウイルスの影響による売上急減などに対応するためには、
自社の資金収支の把握が重要です。 そこで、収支の把握方法と資金繰りの具体策について ご案内させていただきます。 ここでは、当面の資金繰りとして『2か月分の収支』の把握を行います。 今後も「短期間での資金繰り」と「中期を見通しての資金計画」の 両面からの検討が必要になると考えられます。
以下が収支の簡単な把握方法です。 ☆収入(手持ち資金を含む)=(1)+(2)+(3) (1)預金残高 (2)2か月の売掛金の回収額 (3)2か月の現金売上の見込み額 ★支出=(4)+(5)+(6)+(7) (4)2か月の買掛金の支払 (5)2か月の現金仕入れの見込み額 (6)2か月分の固定費(人件費+家賃+固定経費等) (7)2か月間の借入金返済額 算出された収入を支出で割った結果が 2.0を切るようでしたら早急の対策が必要です。 対応策として優先順位の高いものから順にご説明いたします。 1.役員報酬を抑えましょう (生活必要費の1.5倍が目安です) 2.取引先に支払期限延長のお願いをしましょう 3.銀行からの借入がある場合、月々の返済額の減額と 新規の融資や借換えの交渉をしましょう 4.当座貸越や5年後一括返済借入金制度など 返済自由度の高い借入の検討をしましょう 5.休業する場合には雇用調整助成金を活用しましょう 6.不要不急の資産の処分、売却を検討しましょう また、新型コロナウイルスの影響を受け 売上が5%以上減少した事業主様には、 金利引下げの特別貸付や利子補給による実質無利子融資制度がございます。
詳しくは経済産業省HPをご参照になるか 税理士法人合同経営までご連絡ください。
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